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「アレルギーは遺伝だからどんなに頑張っても治ることはない」と思いあきらめてしまう人も多いようです。どんなアレルギーにも効く特効薬があればいいのにと、何度も思う事があります。しかし、そのような薬はなかなか開発されることはありません。では、薬がないのであれば、体質改善をしてみてはどうでしょう。
そもそも体質改善といってもどうすればいいのか分からないという人はまずは食事を見直してみてはいかがでしょう。アレルギーと食事の関係といえば、食物アレルギーを思い浮かべるのではないでしょうか。つまり食物アレルギーの原因となる食べ物に気をつけるだけで後は何を食べても大丈夫だと思い、食事に気を使わない人が多いのです。しかし食事は直接体内に取り込むものです。したがって体に与える影響も大きいと言えるのです。アレルギー体質の改善と食事の見直しは密接な関係にあるのです。
では実際に食事の見直し方法について説明していきましょう。まずは油の取り過ぎに注意していきましょう。ただし、油脂分は体にとっても必要なものです。油を一切食べないようでは肌がカサカサになってしまいます。油は肝臓で分解されますが、摂取し過ぎてしまうと肝臓に負担がかかってしまいます。もともと日本人は農耕民族だったことから、油脂分を分解する能力が欧米人より劣っています。肝臓に負担がかかればアレルギー体質の体にも負担をかけているという事になってしまいます。ポテトフライや唐揚げは油が多いのが分かりますがスナック菓子も同様に油が多い食品です。
乳製品にも気をつけていかなければいけません。乳製品は体にいいと思っている人も多いかと思いますが、実は乳製品にも油脂分が多く含まれています。もちろん乳製品にはカルシウムが含まれていますから、体に大切な栄養素である事に変わりがありません。同じ乳製品をとるのなら牛乳よりもヨーグルトのような発酵食品の方が体内での分解に負担がかかりません。よって、アレルギー体質の人が乳製品を食べたいと思うのであれば、ヨーグルトをとるようにした方がいいといえます。
また、カルシウムは他の食品からも摂る事が出来ますのでバランスよく栄養をとるように心がけましょう。また、甘いものを食べすぎてしまう事でアレルギー症状をひどくしてしまう場合があります。何故なら余分なエネルギーが体にたまってしまうからです。疲れた時やおやつの時間等に少しだけ食べても構いませんが食べ過ぎには注意しなければなりません。
あれもダメこれもダメと思ってしまいがちですが、基本の食事を和食にする事を意識してみましょう。日本人の体質に合っている和食は余計な油脂分が少なくアレルギー症状を抑える効果があるといえます。